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今から使える英語情報

”dumpling”を巡るナゾのクエスト

2019.03.08

こんにちは、阿津坂です。

 

なんかエライなタイトルがついていますが、きっかけ自体はチャットルーレットで、「お団子って英語でなんて言うんですか?」って聞かれたので、「dumplingですかねぇ」と答えると、「dumplingって餃子のことじゃないんですか??」と。

 

「餃子」を辞書で調べるとよく「dumpling」と出てくるので、「dumpling=餃子」と思っている方も多いかもしれませんが、「餃子→dumpling」とは言えても「dumpling→餃子」とは一概に言えないのです。

 

なんで?

 

なんでか。

 

まず、dumplingをMerriam-Webster’ Learner’s Dictionaryで引くと

==

1: a small lump of dough that is boiled or steamed(小さな固まりのドウ[小麦粉と水などを混ぜたもの、パンやピザなどの生地]を茹でたか蒸したもの)
chicken and dumplings(鶏肉とダンプリング)
2 : a piece of food that is wrapped in dough and cooked(ドウに包まれて調理された食べ物)
We had vegetarian/pork dumplings as an appetizer.(アペタイザーとして、ベジタリアン/豚のダンプリングを食べた)
an apple dumpling(りんごのダンプリング)

==

とあります。

(ちなみに、Learner’s Dictionaryは英語学習者向けに比較的優しい単語で言葉がわかりやすく説明されているので、英英辞典を使ってみたいと思ったらオススメです!)

 

つまり、もともとdumplingとは、小麦粉を練った生地(ドウ)を小さく丸めて調理したもので、よくシチュウなどの煮込み料理にボリュームを出すために入れられていたものなんです。

そこから、さまざまな各国料理がイギリスやアメリカなどの英語圏にもたらされて、ドウで包んで調理されたものも「dumpling」と呼ぶようになりました。(たぶん、、、)

↑こういうのが「dumpling」

 

で、餃子も「ドウで包んで調理されたもの」、お団子は「(小麦粉じゃないけど)生地を小さく丸めて調理したもの」で、どっちもdumplingになります。

細かく言うと、餃子は「Chinese dumpling」と言うことが多く、お団子は「(Japanese) rice dumpling」と言ったり。

甘いものも、しょっぱいものも、一緒くたにdumplingです。

デザートもおかずも一緒なんかーい!と言いたくなりますが、失礼を承知で言えば、アングロ・サクソン系は食に関しては基本的に大雑把と言ってよいでしょう。

皆さんよく知っているかもしれない、pudding(プリンの語源)も基本的には甘いものですが、塩味のおかずとして食べられるものもあります。

なので、日本の「プリン」は英語では「custard pudding」もしくは「creme brulee(いわゆる「クレームブリュレ」)と言います。

「クレームブリュレ」って、プリンとは本当はちょっと違いますが、いわゆる「プリン」ってイギリスとかでは日本ほどポピュラーではないような。

そしてイギリスでは、puddingで「デザート全般」を指すこともあります。

 

で、ここからまだ続きます。なんせクエスト(quest:探求)ですから。

dumpling。実は、darlingやgosling(出た! ライアン・ゴズリングのゴズリングです。ゴズリングについてもっと知りたい方はこちらをどうぞ→https://www.fcc-english.co.jp/blog/conversation/35479)とイトコ的な関係があります。

dumpling、darling、gosling、共通するのは「ling」。

実は、この「ling」に意味があるんです。

それに気づいたきっかけが、「Game of Thrones」というアメリカのTVドラマの原作を読んだ時。

(「ゲーム・オブ・スローンズ」好きの方、ぜひお声がけください。熱く語り合いましょう 笑)

lordlingという単語が出てきたので、辞書で調べると「A minor lord」とあります。

「lord(城主、領主)」に「ling」がついて、「minor lord」。

ってことは、「ling」って「マイナー」とか「小さい」とか意味があるってこと?と思っていたところに、Oxford Dictionaryのページでちょうど良い記事を見つけました。

What is the ‘-ling’ in darling? (And what is the ‘dar-’ for that matter?)

またもや、ゴズリングがちょろっと顔を出していますが(笑)

記事のタイトルは「”darling”の’ling’ってなに?(そして、その場合の’dar-‘は何?)」。

なんかごちゃごちゃいろいろ説明してあってようわからんのですが、lingの意味として「小さい、小型の、小柄な」という意味はあるようです。

 

ということで、goslingは「goose(ガチョウ)+ling(小さい)」で「小ガチョウ」、darlingは「dear(愛しい、大切な)+ling(小さい)」で「可愛らしい愛しい人」。

そしていよいよの「dumpling」は、「dump(ぼとっと投げ捨てる←もっと汚い意味もあります、、、)+ling」ということで、「小さくて投げ入れるもの」というのが元々の意味だと思われます。

そこから、「コロコロした食べ物」をdumplingと言うようになったのではないでしょうか。

 

以上が、長くて短い「dumpling」にまつわるクエストでした。

へぇ~、っと思っていただけれたら幸いです(^^;)

 

 

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