こんにちは、阿津坂です。

講師の会話の中や、最近読んでる本で気になった表現がいくつかあったので、ご紹介したいと思います。

1.drive someone up the wall

Kevin講師との会話で聞いたものです。

最初、「~~ put me up the wall.」と聞こえたのですが、後から調べてもそういうフレーズはなく、Kevin講師に確認しても、「そういうのはないね、drive me up the wallならあるけど」ということだったので、聞き間違えたのだと思います。

drive someone up the wall:イライラさせる、カンカンに怒らせる(英辞郎)

Kevin講師もこのニュアンスで使っていたのですが、「へぇ、そういう言い方するんだ!」ってのが面白くて、印象に残ったのでした。

このdriveは「(車を)運転する」のdriveではなく、「追いやる」という意味だと思います。

drive someone crazy:(人)を発狂させる[気が狂いそうにさせる・狂乱状態にさせる・怒らせる・腹立たせる・ひどくイライラさせる・夢中にさせる]

の「drive」と同じですね。

こっちは「運転する」のdrive♪

 

なので、「~~ drives me up the wall.」と言うと「~~が、私を壁の上まで追いやるぐらいイライラさせる!!」ということなんでしょうね。

面白い!! 機会があったら、使ってみたいものの1つです♪

 

2.well-heeled

いま、「The Salt Path」(塩の道)という本を読んでいます(お風呂で読むので、相変わらず1日につき数ページという遅さです。たまに寝落ちするんじゃないかってくらい眠くて数行しか進まない時もありますが 笑)。

イギリスの田舎で、牧場を営んでいた夫婦。親友の投資事業の保証人となっていたのですが(たぶん? ここら辺の細かいところがあまり覚えてないのですが(^^;)、事業が破綻。その親友の裏切りで裁判沙汰となり、3年かけて自分たちだけでなんとか法廷で戦っていたのですが、あっけなく敗訴。

自分たちで切り開いた牧場のみならず、家具の一片にいたるまで、全財産一切合切を差し押さえられてしまいます。

苦難はそれだけではありません。敗訴が確定するとほぼ同時期に、高校から付き合い始め30年以上を共に夫婦として生きてきた夫のMothが、なんと大脳皮質基底核変性症という不治の病(脳が委縮し、体がどんどん動かすことができなくなり、最後は呼吸をする筋肉を動かせなくなって窒息死してしまう)にかかっていることが判明。余命が6~8年だと宣告されてしまいます。

住む家もお金もなく、子供たちは大学生という頼るに頼れない状況。

細かいところは分からないのですが、住む家がないために生活保護の一種を申請できず、週に48ポンド(6000-7000円ほど)出る社会保障金のみで生きていくことを余儀なくされる2人。

ドラッグやアルコールの中毒者というイメージが付きまとう「ホームレス」にはなりたくない、勝手にどこかにテントを張ってキャンプをするのも違法。

行く当てのない2人は、バックパックにテントやキャンプ道具を詰め込んで、イギリス南西部の海岸630マイル(およそ1000キロ!! 福岡~東京間に近い)をひたすら歩くことに決めました。

乏しい資金、夫はいつ呼吸困難に陥るか分からない恐怖、50過ぎという年齢。

そんな中、歩きだした夫婦の実話なのです(作者は妻。今まで作品を書いたことがないというのが驚きなくらい文章が上手い)。

そこに出てきた表現の1つが、「well-heeled」。文脈からすると「裕福な」という意味なのですが、「well(十分に)-heeled(かかとをした)」ということで、「上等な靴を履いている人」という意味かなと思ったのです。

でも、「なんで靴を特に言うのだろう? こんなのバッグでも、時計でも、服でもいいじゃん」と思って語源を調べると、なんとこの「十分なかかとをしている」のは、人間じゃなくて「鶏」!

こういった表現の語源には諸説あったりするのですが、一番有力なのが、アメリカの開拓時代に流行った闘鶏(雄鶏同士を戦わせて、勝敗を賭ける)に由来するもの。自分の鶏の蹴爪に、戦いに有利になる金属製の蹴爪を付けられるほどにお金の余裕がある、ということから、「well-heeled=金持ち」となったんだそうです。

鶏かい!って感じですね(笑)

 

3.rounded vowels

「rounded vowels」で調べると「円唇母音」とあり、言語学のえらく詳細な説明が出てきてしまいました(><;)

今度は「rounded」だけで調べたら、「バランスの良い」という意味があったので、vowels「母音」と合わせて、この場合は「バランスの取れた母音=きれいな発音の母音」という意味かなと思います。

文脈から察すると、「上流階級」を匂わせるもののようです。

「口を開けば階級が分かる」と言われるイギリス。発音だけで、その人がどの階級に属しているか、どの当たりの出身かなどが分かります(ただ、posh「お上品」なことが良い、というわけでもなかったりしますが)。

「rounded vowels(きれいな発音の母音)」という言葉で「上流階級」を象徴させているのが、さすがイギリスだなぁと感じた表現でした(^^;)

 

本の表紙に「A tale of triumph: of hope over despair; of love over everything(勝利の物語:絶望に対して希望、すべてに対して愛)」とあるので、絶望からスタートしたこの物語が希望に代わっていく様を辿っていきたいと思います。

 

皆さんもオススメの本や映画、ドラマがあったら、教えてください♪