こんにちは、阿津坂です。

前にちょこっとご紹介した『プリズン・サークル』という映画をようやく見ました!

https://prison-circle.com/

https://www.temporary-cinema.jp/prison-circle/

緊急事態宣言が解除された後、福岡ではKBCシネマで上映されていたのですが、それには間に合わず、「仮説の映画館」というオンライン動画サービスで見ました。

日本の刑務所で服役中の受刑者が、コミュニケーションをベースにした「TC(Therapeutic Community=回復共同体)」というプログラムを受けている様子を描いたもの。

世界的に、刑務所が「罪を犯した者に相応の罰を与えるところ」から、「社会の構成員としてやっていくための更生を図る施設」へとシフトしてきているようです。

その一環がこのプログラムです。

内容はかなり重いですが、砂絵の映像を挟んだりして、見やすく工夫されています。

犯罪率が非常に低い日本。

身近に犯罪者がいないことが当然で、それは非常に良いことなのですが、犯罪者と一般の人々の垣根が非常に高く、いったん犯罪に手を染め、「通常」のレールから外れてしまうと元に戻るのが非常に難しくなっています。

私も、「傷害致死」や「強盗傷害」など聞くと、どんな凶悪な人かと想像してしまっていたのですが、話している様子を見ると本当にごく普通の「そこら辺にいる若者」なのです。

そういった彼らが、「オヤジ狩り」をしていたり、親戚の家に入って強盗をし叔父を用意していた包丁で刺したりしている。

「犯罪者と私の間って、本当に紙一重なのだな。状況や選択の1つでも違っていたら、もしかしたら自分もなっていたのかもしれない……」と最初は思っていました。

しかし話が進むにつれ、絶句するような幼少期の体験を彼らは抱えていたのが分かります。

小さい頃は、数々の虐待や、親からの育児放棄、壮絶ないじめなどの体験の最中にずっといる。

その記憶を封じ込めて自分の感情を麻痺させることで、なんとか生き抜いてきた。

なので、他人の感情への共感が少ない、ということが、その「TC」と呼ばれるプログラムを通して、自分の体験を語ることによって分かってきます。

そして、そういった辛い過去と向き合うことによって、自分の罪を向き合う。

しかし、どうしても思わざるをえないのは、最後に受刑者の1人が言った(記憶がはっきりしているわけではないですが)「犯罪を犯す前に、このプログラムを受けたかった」という言葉。

彼らが幼い頃にちょっとした救いの手があれば、全く違う人生があったのではないか。

「犯した罪は一生背負わないといけないのか?」

その問いを描いたのが、イギリスの『BOY A』という映画です。

年端もいかない少年時代に殺人を犯してしまった青年が、全く新しい名前でもって社会復帰を試みますが……。

https://eiga.com/movie/53963/

合わせて見てみても。

ちょっと重い話題となりましたが、自分が住む社会である「日本」の一端を知る機会として、もしご興味があれば。

 

最後に、ちょこっと軽い話題。

Kevin講師に最近習った表現

気を付け!:Attention!

休め!:At ease!

解散!:Dismiss!

学校で整列の時とかにありましたよね(笑)