ブログ

旅行記

「レアもの」旅行記:イタリア編その7

2016.06.14

こんにちは、阿津坂です。

今回は、チンクエ・テッレとセットでどうですか?と、お薦めのトスカーナの古都・シエナ(Siena)の話です。

 

@チンクエ・テッレやシエナをめぐるお薦めのルート@

◆ローマから

◯ローマ→◯シエナ→◯チンクエ・テッレ→◯フィレンツェ(ピサで乗り換えなので、ピサに寄っても)→◯ローマ

◆ローマin・ヴェネツィアoutの航空券で

◯ローマ→◯シエナ→◯チンクエ・テッレ→◯フィレンツェ→◯ヴェネツィア (もちろん、その逆でも)

◆ミラノin・ローマout

◯ミラノ→◯チンクエ・テッレ→◯シエナ→◯フィレンツェ→◯ローマ

 

シエナはフィレンツェから南へ50kmほどのところにあります。

12〜13世紀に金融業で隆盛を見せ、13世紀にはフィレンツェと権勢を競ったのですが、1559年にフィレンツェに統合されました。

RIMG0095

さすが、古都を感じさせるような街灯のデザイン

 

ゴシック様式の建築が華やかなりし頃に、富を築き上げたので、街にはイタリアのゴシック様式建築を代表するシエナ大聖堂(Siena Cathedral / Duomo di Siena)が建てられています(ただし、ファサードと呼ばれる正面部分のみ。建物本体はロマネスク建築だそう)。

RIMG0106

「イタリアで最も美しいファサード」と称される大聖堂の正面

内部も、白と黒の大理石が織りなす模様が、荘厳な雰囲気を作り出しています。言ってしまえば「縞模様」なんですが、単なる縞模様がこんな力強さと美しさを生み出すとは、と新鮮な驚きでした。(白と黒はシエナの紋章の色)

RIMG0117

クーポラ(イタリアの教会にあるドーム状の屋根)には星が散りばめられている

 

ものすごく美しい(ド派手とも言う)装飾が施されたピッコロミーニ図書館

RIMG0130

ピッコロミーニ図書館の天井

 

シエナ・パス(Siena Pass)を買うと、大聖堂やピッコロミーニ図書館のほかに、

・洗礼堂

Baptistery(英)

Battistero(伊)

・地下礼拝堂

Crypt(英)

Cripta(伊)

・付属美術館

Opera Museum(英)

Museo dell’Opera(伊)

・パノラマ

Panorama(英)

Panorama(伊)

・サン・ベルナルディーノ礼拝堂

Oratory of St.Bernardino(英)

Oratorio di San Bernardino(伊)

など、大聖堂に付属する建物などが、お得な価格で並ばずに見れます。

 

教会美術にはそんなに興味はないな〜、という人は必要ないかもしれませんが、ゴージャスなイタリアの美が堪能できます。

詳細はこちらで

https://www.florence-tickets.com/

(オンラインで買わなくても、教会ですぐ買えます)

 

RIMG0135

洗礼堂の天井画

 

もう1つ、シエナで面白いなと思ったのは、街のアチラコチラに「ローマの建国の祖であるロムルスとレムスに乳をやる雌狼」の像があるのです。

RIMG0103

 

極めつけはこれ。シエナ大聖堂の床に描かれたモザイク画 大きな中心の円内に「ロムルスとレムスに乳をやる雌狼」、その上に「SENA」(シエナのこと)、その周りの円には、「うさぎ:PISA(ピサ)」「ヒョウ(?):LUCA(おそらくルッカ)」「ライオン:FROLENTIA(おそらく)フィレンツェ」「ゾウ:ROMA(切れていますが)」など周囲の都市が描かれています まるでイタリアはシエナから始まったと言わんばかりの……

RIMG0109

「ロムルスとレムスに乳をやる雌狼」の像ってローマの象徴じゃないの? と思って後から調べてみると、伝説によればシエナはレムスの2人の息子(Senius/Senio and Aschius/Ascanio)によってシエナの街はできたそう。伝説では、レムスが兄のロムルスに殺されたので、2人の息子は難を逃れるためにローマから脱出し、シエナに落ちのびたとのこと。逃亡の際に2人は「ロムルスとレムスに乳をやる雌狼」の像を持ち出したので、シエナの象徴がその像になっている、とのことでした。なるほどね。

 

そして、シエナで忘れてならないのは、夏に開催される、パリオと呼ばれるお祭り。コントラーダと呼ばれる17の各地区が対抗して馬のレースを行います。

詳細はこちらを参照してもらうとして(私は見ていないのです……)

日本語・https://www.aigtokyo.or.jp/?p=8539

英語・http://www.thepalio.com/ 

馬のレース、街のど真ん中にあるで開催されます。

会場となるのがここカンポ広場

RIMG0093

1周300mを3周するのだとか。しかも馬には鞍や腹帯なし!(手綱やハミなどはある)

 RIMG0146

上から見るとこんな感じ

 

そんなには広くないですよね?

しかも、ぎゅうぎゅうに人が押しかけます

(c)thepalio.com

 

シエナの人は「このパリオのために1年がある」というほどの熱狂ぶり見せるのだとか。中世の装束をまとったパレードがあったり、レース組み合わせの抽選や試走があったりなど、レース当日以外もおもしろそうなので、時間を取って参加したほうが良いようですね。

ここもそんなに大きな街ではなく、フィレンツェほど観光客でごった返していないので、中世の雰囲気を存分に味わいながら散策ができます。しかも、ちょっと街を出ると、トスカーナの丘陵地帯が目の前に広がりますよ。ただ、鉄道でアクセスする場合は、駅から中心地まで離れているので、バスを利用する必要があります。そして、バス乗り場は駅を出て広場を渡った向こう側です(私はこれを間違って、シエナ郊外行きに乗って、大変なことに!)